ブログ

成功するウェブサイトを制作するための7ステップ

過去に問い合わせがほとんどなかった古いウェブサイト(コーポレートサイト)をリニューアルした結果、期待する成果を手に入れた方法をご紹介します。当時、ウェブサイトは存在していたものの、管理や更新がほとんど行われておらず、古臭い印象を与えていたという状況でした。
適切な導線設計を行い、リニューアルした結果商談につながる問い合わせをコンスタントに獲得できるようになりました。
本記事では、どのようにして問い合わせ件数を増やしたか、そして各工程の重要性について解説していきます。

目標の設定

ウェブサイトを制作する上で目標を設定することは、成果の可視化や方向性の明確化、チームメンバーのモチベーション向上など、様々なメリットがあります。理由や手段を紹介します。

目標を設定する理由

目標を設定する理由は大きく「成果の最大化」にあります。目標を設定することで、サイト制作の方向性が明確になり、より効果的なサイト制作が可能になります。また、目標を達成することで、サイトから得られる成果を最大化することができます。
ウェブサイトの目的は、企業や団体の利益を追求することにあります。目標を設定し、それを達成することで、ROI(投資対効果)を向上させることができます。

目標を設定する手段

目標を設定する手段としてKPIの設定:KPI(Key Performance Indicator)が挙げられます。サイトの成功を測定するための指標です。設定した目標に合わせて、適切なKPIを設定することで、目標達成度合いを測定することができます。
「サイトに訪れたユーザー数」「コンバージョン率(企業側が期待するアクションに至る割合)」「ユーザーの滞在時間」などのKPIを設定し、それぞれの目標値を設定することで、中小企業のコーポレートサイトの成果を最大化することができます。KPIの定量的な目標設定は、サイト制作の評価や改善の方向性を示すためにも重要です。

設計

成果物が目標を達成するウェブサイトとなるように設計を行います。設計工程はWebサイトの全体像を決定する非常に重要な役割を果たします。設計が十分に行われていないと、後々の修正や改修が発生するリスクが高くなり、Webサイトの完成度や利便性が低下してしまう可能性があります。
詳細な設計の手順を以下に紹介します。

情報収集

ターゲットユーザー、競合サイトなどの情報を収集します。これによって、Webサイトを制作する上で必要な情報や、設計の方向性を把握します。

サイトマップの作成

収集した情報をもとに、Webサイトの構成やページ数を決定し、サイトマップを作成します。これによって、Webサイトの構造が明確になります。
以下は一般的なコーポーレートサイトのページ構成の一例です。

  • トップページ
  • 会社情報
  • 商品・サービス紹介
  • ニュースやトピックス
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー

ワイヤーフレームの作成

サイトマップをもとに、各ページの構成やレイアウトを詳細に計画するために、ワイヤーフレームを作成します。これによって、Webサイトのデザインやコンテンツの配置、ナビゲーションの位置などを明確にします。

コンテンツの制作

Webサイトの目的やターゲットユーザー、競合サイトの分析などをもとに、コンテンツの企画を立てます。どのような情報を提供するのか、どのような形式で提供するのか、などを決定します。
SEO対策を考慮したコンテンツを制作します。「SEO対策」とは、ウェブサイトを検索エンジン上で上位に表示させるための施策であり、検索エンジンのアルゴリズムに合わせてウェブサイトのコンテンツや構造を最適化することで、検索エンジンからの評価を高め、ウェブサイトのアクセス数を増やすための取り組みです。具体的には、キーワードの適切な選定、コンテンツの質の向上、タイトルタグやメタデータの最適化、リンク構造の最適化、ページ速度の最適化、モバイルフレンドリーなデザインなどが含まれます。SEO対策は、ウェブサイトの運営者にとって非常に重要な取り組みであり、適切な対策を行うことで、検索エンジンからのアクセスを増やし、ビジネスの成功につなげることができます。
また、「ユーザビリティの確保」を行うことでユーザーが快適にウェブサイトを利用でき、顧客の愛着や信頼度を向上させることができます。

デザインの制作

ウェブサイト制作における「デザインの構築」とは、ウェブサイトの外観やレイアウトを設計し、実際にデザインを作成する作業のことを指します。デザインの構築では、以下のような作業を行います。
ウェブサイトのユーザーが直感的に操作できるように、ナビゲーションやボタンなどのUI要素を設計することが重要です。また、読みやすいフォントや明るいカラースキームを使用することで、ウェブサイトの視認性を高めることも必要です。

コンセプトの決定
ウェブサイトのイメージやコンセプトを考え、それに合わせたデザインを作成します。
カラースキームの選定
ウェブサイトのイメージやコンセプトに合わせたカラースキームを選定し、デザインに反映させます。
レイアウトの設計
ウェブサイトのページのレイアウトを設計し、コンテンツの配置やスタイルを決定します。
レスポンシブの設計
スマートフォンやタブレットなどのデバイスからのアクセスが増えているため、レスポンシブデザインを採用することが重要です。レスポンシブデザインは、画面サイズに合わせて自動的にレイアウトを調整するため、ユーザーが快適に閲覧できます。
フォントの選定
ウェブサイトのイメージやコンセプトに合わせたフォントを選定し、デザインに反映させます。
グラフィックスの作成
必要に応じて、ウェブサイトのロゴやアイコンなどのグラフィックスを作成します。
デザインの改善
作成されたデザインについて、フィードバックを受けて改善を行います。

実装

ウェブサイト制作における実装では、デザインカンプや仕様書などを元に、実際のウェブページを作成することが主な作業となります。ただ表示するだけでなく、SEO対策やユーザビリティの確保を維持するように注意を払います。

HTML/CSSコーディング

Webサイトの構成要素であるHTMLタグや、デザインを表現するCSSをコーディングします。この作業によって、Webページの構造やレイアウトが決まります。

JavaScriptコーディング

Webページに動的な機能を加えるために、JavaScriptを用いてコーディングを行います。例えば、ドロップダウンメニューの作成や、スライドショーの実装などが挙げられます。

CMS実装

Webサイトに、データベースやサーバーサイドの機能を実装するために、プログラミング言語を使用してコーディングを行います。PHPなどの言語を用います。

テスト

実装が完了したら、Webサイトの動作を確認するために、テストを行います。リンクの動作確認や、フォームの入力チェック、ブラウザの互換性テストなどが行われます。

公開と運用

コーポレートサイトの運用とは、ウェブサイトを適切に維持・管理し、更新や改善を行って、常に最新かつユーザーフレンドリーな状態に保つことを指します。常に最善を目指してSEO対策やユーザビリティの改善を行います。加えて、企業の情報やニュース、製品情報などのコンテンツを定期的に追加することで、ユーザーに最新の情報を提供します。

成果の分析と改善

ウェブサイトのアクセス解析などを行い、サイトの改善点を見つけ出し、改善策を実施します。具体的には、以下のようなことが含まれます。

アクセス解析
Google Analyticsなどのツールを使って、ウェブサイトのアクセス数や滞在時間、ページビュー数、流入元などのデータを収集し、分析します。
コンバージョン率の分析
ウェブサイトの目的となるアクション(資料請求や問い合わせなど)の実行率であるコンバージョン率を分析します。
ユーザビリティの分析
ウェブサイトの利用者がどのようにウェブサイトを利用しているのか、どのような問題点があるのかを調査し、改善策を検討します。
A/Bテスト
複数のバージョンのウェブサイトを用意し、それらのうちどちらがより良い結果をもたらすかをテストする手法です。

まとめ

以上が成功するウェブサイトを制作する7ステップです。根気が必要ですが、人に役立ち理念のある事業なら確実に効果を期待できます。

最後まで読んでいただきありがとうございまいました。

contact

お問い合わせ